頭金を多く入れるメリットは、
・借入額が少なくなるので、支払利息が減ること

一方でデメリットはというと
・教育費や車の購入など、住宅以外の出費に対する余力が少なくなること
・返済中に減収となった(奥様が育休に入るなど)場合の対応が厳しくなること

例えば…住宅購入後に、車を購入することになった時に、頭金を入れ過ぎて貯蓄が不足しマイカーローンを組んでしまうなど。

借入額:300万円
マイカーローンの金利が1.95%(保証料込)
月々の返済額を考えると、返済期間は最長の10年間としたら
➔ 月々の返済額:  27,537円
 ➔ 支払う利息額:304,374円

これが教育ローンの場合なら…

借入額:300万円
教育ローン金利:2.1%(保証料込)
返済期間:10年
 ➔ 支払う利息額:328,579円

となります。
教育ローンにありがちな、在学期間中は元金を据え置いて利息のみを支払う(元金据置)を利用すると、支払う利息額はさらに多くなります。

借入額300万円の場合、
住宅ローン金利で考えれば
1.28% → 10年間の利息:197,630円
0.69% → 10年間の利息:105,488円

もし頭金の支払い過ぎで貯蓄が不足して、マイカーローンや教育ローンを利用することになり、せっかく住宅ローンの借り入れを抑えて利息を節約したのに、それ以上の負担が生じてしまっては元も子もありません。

住宅購入後、いつ、どのような費用が、いくら必要になるのか?

ご自身のライフプランを考えて頭金を決めていただきたいと思います。

 

ただし!

「頭金を入れない」のと、「自己資金が貯まっていない」はまったく意味が違いますのでお間違いのないように。

「なぜ自己資金が貯めれないとまずいのか」や「自己資金の貯め方」については別の機会でお話しします。

やみくもに行動するのではなく、後悔しない理想の家づくりへの出発点として「家づくり資金相談」をご利用ください。
きっと10年後も、お家を建てて良かったと思って頂けると思います。